CANON L-mount
Canon 50mm F1.2 & 50mm F1.4
Canon 50mm F1.2  L-mount
(Body: Contax G1改 L-mount)
Canon 50mm F1.4  L-mount
camera
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Lenses
キャノンのLマウント標準レンズには様々なF値のものが存在する。F1.2は1956年、F1.4は1957年に発売。
名レンズと呼ばれたF1.8を改良し、F1.2の開発で培ったノウハウを投入して完成されたといわれる。少なくともモノクロでは素晴らしい写りをするレンズ。フードを付けた姿は美しい。ライカ以外のカメラによく似合う。
ズノーF1.1、フジノンF1.2、ヘキサノン60mm F1.2が発売され、キャノンも大口径競争に参入せざるを得なくなった。5群7枚のレンズ構成のうち4枚に新種ガラスを使用。カラーフィルムに対応するため新しいコーティング技術も投入された。開放ではやや滲みが見られるが、拍子抜けするほど普通に写ってしまうレンズ。ボケのかたちにはやや癖がある。生産数が多い所為か、あるいはキャノンにはF0.95という超級レンズが存在するためか不当に評価が低いように思う。専用フードがあるが所有せず。
両方とも素晴らしい写りをするレンズ。ドイツ製レンズに比べ足りない点があるとすれば「個性的な写り」か。しかしそれもこれらレンズの高性能の証だと思う。
両レンズとも曇りが出やすいので注意。
CANON 50mm F1.2
CANON 50mm F1.4